「ゴルフを始めたいけど、初期費用が高そう…」
そう思っているあなたへ!この記事では、とにかく安く中古で揃えることを前提に、コースデビューに必要な「本当に最小限のゴルフクラブ」とその賢い選び方をご紹介します。
新品の初心者用セットも魅力的ですが、ここでは「少しでも出費を抑えたい」「まずは試しに始めてみたい」という方に向けた、中古クラブでのおすすめの構成と選び方をマトリクス形式で解説します。
⚠️注意!これは「本当に最小限」のセットです
今回ご紹介するクラブ構成は、ゴルフのルール上、ラウンドが可能な「本当に最小限」のセットです。コースの状況によっては、「あのクラブがあれば…」と思う場面も出てきますが、まずはこの5本前後で「ゴルフを体験する」ことを目標にしましょう。上達して必要性を感じてから、徐々に買い足していけばOKです。
大前提!シャフトの短いクラブを選ぶべし
中古でクラブを探す際、特に初心者の方に意識してほしいのは「シャフトが短いクラブ」を選ぶことです。
シャフトが短いと、それだけでミート率(ボールを芯でとらえる確率)が格段に上がります。最初は飛距離よりも、きちんとボールに当てる「正確性」が重要。短いクラブで安定したスイングを身につけることが、上達への近道です。
🚨重要:アイアンは「マッスルバック」を選ばない!
中古のアイアンを選ぶ際、見た目がかっこいい「マッスルバック(ブレード)アイアン」は絶対に避けましょう。これは上級者向けのクラブで、芯を外すと極端に飛ばなくなり、初心者がまともに打つのは非常に困難です。
選ぶべきは、ヘッドの後ろが大きく凹んでいる「キャビティバック」や「ポケットキャビティ」と呼ばれる、ミスに強いモデルです。
最低限必要なゴルフクラブ構成マトリクス(中古・格安編)
| 役割 | おすすめの番手 | おすすめの選び方 | 盛り込みたいポイント |
| ティーアップして距離を稼ぐ | 7W または UT (ユーティリティ) | 慣れないうちはドライバー(1W)は難しいので、シャフトが短く在庫が豊富な7W(7番ウッド)が特におすすめ! | UTにするなら、球が上がりやすいロフト角20度以上をチョイス。 |
| 地面から距離を稼ぐ | 7W または UT | ティーショットで選ばなかった方をチョイス。地面からでも打ちやすいユーティリティは特におすすめ。 | UTにするなら、球が上がりやすいロフト角20度以上をチョイス。 |
| グリーンを狙う・フェアウェイを刻む | 7番以下のアイアン | まずは7番アイアン1本から揃えましょう。試打用の単品中古が市場に出回っていることが多く、安く手に入れやすいのが大きな利点です。 | 必ず「キャビティバック」のミスに強いモデルを選ぶこと! |
| グリーン周りからのアプローチ | ウェッジを少なくとも1本 | 54度のサンドウェッジ(SW)がおすすめ!バンカーからでも使える万能クラブで、ロフト角が56度よりも少なめだと、初心者でも球がくぐりにくい利点があります。 | 最初の1本として優秀。 |
| グリーン上でのパッティング | パター | セミマレット型を推奨します。ピン型とマレット型の中間的な形状で、操作性と直進性のバランスが取れており、今後のパター買い替え時にも基準となる形だからです。 | 唯一、新品でも安価なモデルが多いので、握りやすさやフィーリングを重視して新品を選ぶのもアリ。 |
中古クラブの選定ポイント解説
1. ティーアップして距離を稼ぐクラブ(7WまたはUT)
慣れないうちは、シャフトの長いドライバー(1W)は空振りやミスショットの原因になりがちです。
そこでおすすめなのが7番ウッド(7W)。ドライバーよりシャフトが短くヘッドも小さすぎないため、当たりやすく、それでいてある程度の飛距離も稼げます。中古市場でも比較的在庫が多く、安価で見つかりやすいのもメリットです。
2. 地面から距離を稼ぐクラブ(7WまたはUT)
ここは1で選ばなかった方をチョイスするか、またはユーティリティ(UT)を選びましょう。
UTはアイアンとフェアウェイウッドのいいとこ取りをしたクラブで、地面からでも球が上がりやすく、ミスに強いのが特徴です。球を上げたい初心者はロフト角20度以上のものを選ぶと、より恩恵を受けられます。
3. 7番以下のアイアン(まずは7I)
最初は7番アイアン1本があれば十分です。短い距離の練習から始めることで、スイングの基本を覚えることができます。
7番アイアンを推す最大の理由は、ゴルフショップや中古市場で「試打用として使われていた単品」が非常に多く出回っており、格安で手に入れやすいという点にあります。まずはこの1本で基本を固めましょう。
4. ウェッジ(54度が推し!)
ウェッジは、グリーン周りやバンカーで使用するアプローチ用のクラブです。
初心者に特におすすめなのはロフト角54度のサンドウェッジ(SW)です。一般的に多い56度よりもロフトが少し立っているため、インパクト時にクラブの刃先が地面に刺さる「ダフリ」を軽減しやすく、クラブが下をくぐりにくいというメリットがあります。
5. パター(セミマレット型が基準に)
パターは、グリーン上の最終兵器。様々な形状がありますが、初心者にはセミマレット型をおすすめします。これは、操作性に優れるピン型と、直進性が高いマレット型の中間に位置する形状で、バランスが良いため、今後パターを買い替える際の基準となるパターを見つけやすくなります。
まとめ
初めてのゴルフクラブを中古で安く揃えるなら、「短いシャフト」と「打ちやすさ」を最優先に考えましょう。
今回ご紹介した本当に最小限の5~6本前後(7W/UT、7I、54W、PT)からゴルフを始め、クラブを買い足していくのが、最も経済的で賢い方法です。
まずはこれらのクラブを中古で探し、ゴルフを始めてみましょう!

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